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経団連が提言、88%の女性が不便を実感
皆さん、日本経団連が選択的夫婦別姓の早期実現を求める提言を発表しましたね。旧姓を通称として使う女性のうち88%が不便や不利益を感じているそうです。例えば口座開設時などビジネス面での支障があり、企業経営の視点からも無視できない重要課題となっているようです。
朝ドラ「虎に翼」が問題提起のきっかけに?
この問題は以前から指摘されてきましたが、今回取り上げられた理由は、朝ドラ「虎に翼」で戦後民法改正時の議論が描かれたことと関係があるのかもしれません。当時、女性の姓を選ぶことで家族の絆が崩れるという懸念があったそうです。しかしドラマでは、「姓が違っても家族は変わらない」と主張するシーンがありました。
再婚者・中年婚活者の自由と権利を守る制度に
再婚される方にとって選択的夫婦別姓は極めて重要なのです。現行法では一方の姓を選ばざるを得ず、再婚する女性は離婚を重ねるごとに姓を変えなければなりません。これは結婚の自由を損ない、再婚を躊躇する要因にもなっているのだとか。また中年婚活者にとっても長年親しんだ姓を変えることの苦痛が伴う声があがっています。
家族の一体感は守れるのか?反対意見への疑問
反対派の方は家族の一体感がなくなると危惧されているようですが、これは家制度廃止の際の懸念と酷似しているようです。時代は変わり、皆さんも姓に関係なく自由に結婚・再婚できる制度が実現することを願っていらっしゃるのではないでしょうか。